参加者がコースの内容にパワフルに取り組み、参加から得られる価値を最大限に高め、今まで作ったことの無いような成果をこの短時間に作り出すための舞台作りを行う。
ここではフィルターの実体を見ていく。つまりこのフィルターが私たち人間の他者との関わり方や状況との関わり方、ひいては自分自身との関わり方までをも深く色づけしていく、その広範な影響力を見る。こうしたフィルターを意識できるようになり、フィルターによって課される重い限界を認識できるようになったとき、参加者は、まるで生き返ったかのような自由を体験する。人々も、状況も、人生へのアプローチも、劇的に変化するのだ。
このようなコンテクストが明白になり、自分で認知できるようになると、コンテクストを組み立てていくときの、私たちの意識には登ってこない過程や、コンテクストがどれほど私たちの日常生活を牛耳っているか、などが見えてくる。私たちは、もしかしたら生まれて初めて、これらのコンテクストとは別の、自分はどんな人間であるのか、どんな人間であり得るのかを選択する力を持つ。以前には到底可能ではなかったような行動を取る自由や能力が生じる。いつもどおりの行動も、その効果が今までとはまったく別レベルになる。
起きたことと、ストーリーまたは解釈とを切り離すことができると、今までは、もう決まっている、そうなっている、変わらないと思っていたことの多くが、実はそうではないかもしれないと、発見し始める。試練や困難であった状況が、柔軟で変化を許容できるものへとシフトする。参加者は自分が、有限の選択肢に縛られて生きていくのではなく、今までにない余裕と喜びを感じながら望みを達成できるのだ、ということに気づく。
このパターン、その代償として失っていくもの、パターンを持続させている仕組みなどを認識することによって、このパターンのサイクルを中断し、別の新しい関わり方を発見するという選択肢が手に入る。その新しい関わり方が、各自にとって重要な分野における、幸福、満足、充実感などを新しいレベルに引き上げる。
この、可能性に対する新しい見方は、自分のあり方や、生き方、物事の見方にも、たった今、強烈な影響を及ぼす。この可能性は、私たちを動かし、心に触れ、感動させ、行動を形づくり、今この瞬間の自らのあり方までをもシフトさせるパワーを持っている。
ここで観察するのは、私たち人間が構築している様々な現実の個々の差異ではない。そのような現実を作ったのは人間であること、かつ人間は自分が作った張本人であることを忘れている、という点を見ていく。この観察を行った結果、限られた範囲に閉じ込められて生きていく必要はないことが見えてくるし、人間として存分に自分を発揮する自由を獲得する。
区別は、人生を創造的に見事に生きる能力に広がりを与える。人間は、この区別という能力によって、様々な新しい世界や、行動のためのチャンスを得られる。
不安や恐れとの今現在の関わり方が、意図せずして不安や恐れをさらに暴走させるということが見えたとき、何か別の新しい可能性が出てくる。今まで自分を止めていたものに向き合ったときにも、自分には力があることがわかるし、人生における情熱を再び発見して追求する自由が自らにあることにも気づく。
アイデンティティーとは自分で勝手に決めた「こうであってはならない」ことへの反応として作り上げられたものだ、ということが見えてくると、自らが、自分がどういう人間であるかを決めるという新しい自由が生まれる。何が可能だと見えるか、知っているかにおいて、根本的な変化が起きる。
このセクションでは、過去を、本来それが属するところ、つまり過去に戻してやるテクノロジーを習得する。過去に起きたことに基づくのではなく、何が可能であるかから生まれる自由で本物の表現として、自らの人生をデザインし始める。過去によって干渉されることなく、これまでよりもはるかに大きな活力、健康感、楽しさを体験し、また、人生の中の人々に対する新たな繋がりや親密さを味わうことができる。
ブレークスルーテクノロジーコースのまさにこの部分で、参加者に大きなシフト、トランスフォメーションが起きる。この劇的変化が参加者に、既存の観点や限界の枠の外で物事を考えることを可能にする。また、参加者が知っている自分自身、および現実を、参加者自身が再定義することを可能にする。
このセクションでは、可能性の性質そのものを変えてしまうような新しい言語観を探る。言葉が、一つの創造的な行為として見えてくるだろう。聞くこと、話すことという、どこででも見かけるこの行動が、新しい次元と予想を超えたパワーを獲得し、創造のための道具となる。
このセクションでは、根本的に人間らしい創造能力としての「選択」を探求していく。選択をこのように理解し、知るようになると、それまでは単に「物事はそのようである」として、つまり、必然で、変化しないものの一部として見えていたことに、新しい光があたる。参加者は、自分が選択できること、自分が決定権を握っていることに気づく。自分はどういう人間であるのか、この先どういう人間になるのかは、いかなる状況においても、自分の人生の著者として自らが選択していることなのだ、と気づく。
ゲストは、ブレークスルーテクノロジーコースがどんなものなのか、どんな効果があるのかを体験する。このテクノロジーの一部に参加することによって、このコースがどのように効果を発揮するのかが見られるという、滅多にない機会である。
ブレークスルーテクノロジーコースは参加者に、今までにない自由とパワーを持って人生に関わる能力を提供する。参加者が学んだ能力は参加者のものであり、一生失われることはない。ブレークスルーテクノロジーコースはその場限りの出来事ではない。生き生きと生きていくための、その一瞬一瞬のアプローチとなるのがコースである。
その結果、私たちは自分の安全圏に止まらず、自信をもって一歩踏み出し、ブレークダウンを、リーダーシップや達成のためのチャンスとして歓迎するようになる。
※なお、コース内容は、コースの流れによって多少変更になる場合がございます。ご了承下さい。